令和3年度研究課題

職員による研究調査

純マグネシウムのレーザ溶接条件の検討

 純マグネシウムは、その物性からレーザ溶接可能となる条件範囲が限定的であり、条件を絞り込むことが難しい。本研究では、純マグネシウム線材でレーザ溶接条件を絞り込むことが可能か検討し、溶接後の試料について、物性の評価を行う。
(企画連携課 デザイン情報係)

CAEを用いた異方性材料の強度解析手法の検討

 3Dプリンタ造形物について、CAEでの強度解析と万能材料試験機での強度試験を行い、3Dプリンタの造形方向によって発生する異方性が強度に与える影響を解析するための手法を検討する。
(基盤技術課設計 計測係)

界面散乱を利用したテラヘルツ帯における波長選択型透過構造体の検討

 マトリックス中に種々の中空ビーズを配置した構造体を作製し、テラヘルツ波伝播時のマトリックス/ビーズ界面での散乱を利用することで波長選択型の透過構造体として利用しうるかについて検討する。
(基盤技術課 材料評価係)

液中パルスプラズマを用いた難分解性有機フッ素化合物の処理に関する研究

 産業活動に伴う排水に含まれる難分解性有機フッ素化合物は環境中で分解されにくく、高い蓄積性を有するため分解処理が求められている。本研究では液中プラズマを用いて効率的な処理に向けた操作パラメータの検討を行う。
(基盤技術課 化学分析係)

顔認証システムにおける多要素認証の可能性の検討について

 現在、スマートフォンなどでも実装されつつある「顔認証」であるが、例えば、コロナ禍によるマスク着用など顔を認識できない状況や、双子の誤認識問題など認識確度の問題やデータベース上に登録のない人間の認証の問題など、「顔認証」だけでは対応できない場面が存在する。
 本研究では、このような顔認証の欠点・弱点を補完する認証方式(多要素認証方式)の可能性について検討を行う。
(応用技術課 電気通信係)

フリースペース法測定における試験装置による反射の影響の検討

 当センターではフリースペース法を使用してマイクロ波・ミリ波帯域での材料特性を測定している。この測定において測定試料外からの反射はできるだけ小さいことが望ましいが、当センターの装置は金属で構成されており反射も大きい。本研究ではこの反射が測定に与える影響の大きさを調査し、反射を抑えることで測定精度を向上させることを目的とする。
(応用技術課 電気通信係)

IoT を活用した所内装置監視システムの構築

 測定に時間を要する試験については定期的に職員が試験室に行き動作確認を行っているが、異常により装置が停止した場合には早期発見が重要となる。今回、安価なRaspberry Pi をベースに、執務室から試験室の状況をリアルタイムに監視できるシステムの構築を行い、人的リソースの効率化及び異常時の早期発見を目標としたIoTの活用に関する検証を行う。
(応用技術課 電気通信係)

応力発光塗料を用いた微細構造物への適用について

 前年度の研究において確立した応力発光塗料の評価方法を微細構造に適用し、評価できなかった応力状態を把握する。
(中丹技術支援室)

多孔質材料のにおい等の揮発成分の保持能力について

 活性炭などの多孔質材料は消臭剤として使用されるなど、そのにおい成分の吸着性能が広く知られている。これらの材料を加温した際に揮発成分の保持能力にどのような違いがでるか、またどのような要素に起因するのかを検討する。
(中丹技術支援室)

種々の高分子材料の広域分光分析とデータベース化に関する研究

 高分子材料について代表的な要素(熱・紫外線・薬品・温水)による劣化操作を実施する。その上で、当センターが保有する各種分光分析機器を用いて透過スペクトルを取得し、より俯瞰的に種々の劣化による影響を議論するとともに、整理したデータについてはデータベース化して一般に公開する。
(基盤技術課 材料評価係・化学分析係、企画連携課 デザイン情報係)

 

 

企業等からの受託研究

 中小企業等の技術課題の解決や新技術又は新製品の開発等につなげるため、中小企業等の依頼に応じて、研究、試験分析等を受託します。

 

委託研究

 先進的な技術や当センターにて対応困難であるが重要なテーマについて、大学・研究機関等に研究の委託を行います。