ものづくり分析評価技術研究会

ものづくり分析評価技術研究会 - ラマン分光法による分析技術のステップアップを目指す方に -

開催趣旨

令和元年度に発足した本研究会は、現場で活きる分光分析技術を中小企業の技術者が系統的に学べる場を提供することを目的に、分光分野の第1人者を講師とする講演会を年3~4回程度開催するほか、希望者を対象に操作実習会を併せて実施しています。これまでに、『赤外分光』や『ラマン分光』、『近赤外分光』をテーマとして研究会を実施していますが、今年度は改めて身近な分光手法である『ラマン分光法』をテーマとした内容で開催します。なお、開催方式については参加者の利便性を考慮してオンサイト及びオンラインによるハイブリッド方式で実施します。

 

主 催

 京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター

開催方式

  講演:オンサイト/オンライン

  実習:オンサイト受講者で希望するものを対象に講演終了後に実施

内 容

第1回 「 ラマン分光法入門 」

日 時:令和7年10月14日(火) 13:00~17:00
講演①:『ラマン分光法入門』 尾崎 幸洋 氏(関西学院大学)
講演②:『振動分光法の基礎』 森澤 勇介 氏(近畿大学)

第2回 「 ラマン分光法の装置と測定方法 」

日 時:令和7年11月19日(水) 13:00~17:00
講演①:『ラマン分光装置の仕組み』 右近 寿一郎 氏(㈱右近工舎)
講演②:『ラマン分光法の装置と測定法①~ラマンで測るマクロからナノ』 丸嶋 利嗣 氏(㈱堀場製作所) 

講演③:『ラマン分光法の装置と測定法②~小型ラマンから顕微ラマンイメージングまで』 田村 耕平 氏(日本分光㈱)

 

第3回 「 ラマン分光法の解析 」

日 時:令和7年12月23日(火) 13:00~17:00
講演①:『ラマンスペクトル解析法』 尾崎 幸洋 氏(関西学院大学)
講演②:『ケモメトリックスと機械学習』 新澤 英之 氏(産業技術総合研究所)
講演③:『量子化学計算入門』 田邉 一郎 氏(立教大学)

 

【操作実習会】

▶会場受講者のうち希望者を対象に京都府中小企業技術センターで開催します。(事前予約制)

◎レーザーラマン顕微鏡(RAMANtouch)
 メーカー: ナノフォトン㈱
  レーザー波長: 532nm・785nm
  対物レンズ: 5 ~ 100倍
  回折格子: 300・600・1200gr/mm

 検出器: 電子冷却CCD(1340×400)

研究会座長の紹介

尾崎 幸洋 氏 (関西学院大学名誉教授・フェロー)

赤外・ラマン・近赤外・遠紫外・遠赤外・THz分光など、多岐に亘る分子分光学の基礎と、それらの物理化学、分析化学への応用をご専門とされ、これまでにも多数の論文を発表。日本分光学会会長としてご活躍されたほか、令和5年度には瑞宝中綬賞を叙勲されるなど国内外の数々の科学賞を受賞されています。

 

ものづくり分析評価技術研究会

 

参加費 5,000円/名

※お申込後、参加費を請求させていただきますので、請求書記載の振込口座((公財)京都技術科学センター宛て)にお振込みをお願いします。(お振込みに係る手数料等はご負担ください。)

 

定 員 オンサイト 20 名程度 /オンライン 30 名程度(いずれも先着順)
    (オンサイト会場:京都府京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク内)

 

申込方法

 

WEBからのお申込みはこちら

E-mail、FAXでの申し込みは下記の申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえお送りください。

 

ご案内・参加申込書(PDF)

 

参考情報

「フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)」が新しくなりました

新規導入機器のご案内 フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)(『クリエイティブ京都M&T』2024年春号)

ものづくり分析評価技術研究会 開催報告 ̶ラマン分光法の基礎から応用まで̶
(『クリエイティブ京都M&T』2022年夏号)

 

 

問合せ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633  FAX 075-315-9497
E-mail zairyou@kptc.jp