この装置では、液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過させ、分析種を固定相及び移動相との相互作用(吸着、分配、イオン交換など)の差を利用して高性能に成分を分離して検出できます。
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メーカー・型式
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株式会社島津製作所
Nexera XR - 仕 様
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送液ポンプ(型式:LC-40D XR):
流量設定範囲:0.0001~10mL/minオートサンプラ(型式:SIL-40C XR):
注入量設定範囲:0.1~50μLカラムオーブン(型式:CTO-40C、CTO-40S):
温度制御範囲:室温-10~85℃検出器
蛍光検出器(型式:RF-20AXS)
電気伝導度検出器(型式:CDD-10AVP)
示差屈折率検出器(型式:RID-20A)
フォトダイオードアレイ検出器(型式:SPD-M40)
- 用 途
- 栄養成分の分析、残留農薬の分析、香粧品成分の分析、化成品添加物の分析、水道水質の分析、
環境汚染物質の分析等、様々な分野で広く使用されています。 - 設置年度
- 令和4年度(2022年度)
- 担 当
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応用技術課 食品バイオ係
TEL 075-315-8634 FAX 075-315-9497
E-mail syokuhin@kptc.jp - 使用料(基本額)
- こちらをご覧ください
- 依頼試験手数料(基本額)
- こちらをご覧ください
公益財団法人JKA補助機器(競輪補助物件)
- ☆よくある質問(FAQ)
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(1)分析に必要な消耗品(カラム、溶媒など)は持参する必要がありますか。
原則持参いただくこととしておりますが、当センター所有のカラムや少量の消耗品は提供可能 です。溶媒や試料前処理用の消耗品については概ね10測定分を超える場合は、当センターが指定する消耗品をご持参いただきます。
(2)カラムや移動相を持ち込んで機器に取り付けることは可能ですか。
可能です。
ただし、事前に該当のカラムや移動相を用いても機器に支障がないか確認させていただきます。
(3)使用できる溶媒にはどのような種類がありますか。
当センターで使用可能な代表的な溶媒には以下のものがあります。
メタノール(HPLCグレード)
アセトニトリル(HPLCグレード)
水(超純水)もしくは各種酸溶液、緩衝液(要相談)以下の溶媒は使用不可です
アセトン、テトラヒドロフラン(THF)などPEEK配管に負荷をかける溶媒
ヘキサンなど水と相溶性のない溶媒(4)何が含まれているかわからない試料を対象に不明成分の分析は可能ですか。
分析対象の試料・成分に応じて分析条件を定め、また、対象成分の標準試薬を準備する必要があるため、不明成分の分析は困難です。少なくとも含まれることが推定される候補成分を定め、その有無を確認するという分析方法の設計が必要となります。
(5)利用料金はどのように算出されますか。
1時間あたりのご利用料金にご利用時間をかけて算出します。1時間あたりの測定回数は分析条件によって変わります。
なお、暖機及び洗浄・停止、解析にかかる時間についても費用が発生します。
(6)機器貸付と依頼試験の違いは何ですか。
機器貸付は職員の指導のもと、利用者自身で分析を行っていただきます。職員と相談しながら利用時間内に分析方法や解析方法の検討を行うことが可能です。
依頼試験はアミノ酸の定量分析など分析方法が確立されている試験のみの対応となります。当センターが試験を実施したことを証明する成績書の発行が可能です。