マイクロフォーカスX線CTシステム

 

microct-2

 この機械は、小型部品にX線を透過させて内部の観察を行うことができます。
樹脂成型品の空隙などの内部欠陥や、樹脂モールドされた電子部品の断線やショートがないかといった、製品の品質管理から試作品のチェックまで幅広く利用することが可能です。

 

メーカ・型式
東芝ITコントロールシステム株式会社
TOSCANER-32300μFD
仕 様
X線発生器 : 電圧230kV/焦点サイズ:4μm
検出器 : 8インチフラットパネルディテクタ
搭載可能サイズ : Φ320×H300mm/15kg
最大スキャンエリア : Φ260×300mm 
性 能
高画質が得られるフラットパネルディテクタを搭載
空間分解能 : 5μm
用 途
二次電池、電子デバイス、実装基板、小型アルミダイカスト
設置年度
2014年度
担 当
基盤技術課
TEL 075-315-8633        FAX 075-315-9497
E-mail ct-info@kptc.jp

使用料(基本額)
こちらをご覧ください
依頼試験手数料(基本額)
こちらをご覧ください

この機器は、「地域オープンイノベーション促進事業(近畿地域)」により導入しました。

※他府県割増適用外

 

☆よくある質問(FAQ)

(1)内部にある5μmの隙間は観察できますか。

 当機器はX線の発生源に近ければ高分解能となり、離れれば分解能が下がっていきます。
 そのため、機器の性能は分解能5μmとなっていますが、測定物が大きくX線源から離さなければ観察ができない場合は、5μmの分解能を実現することはできません。
 観察を行いたい箇所を切り出し、X線源に近づけることができれば観察ができる可能性がありますが、X線の強度なども影響するためサンプルによって観察可能かは異なります。

 

 

活用事例

【観察例】

maictjirei

 

参考情報