食品・バイオ技術セミナー 28年度事業実績

第1回 2016年8月19日(金) 13:30~16:00

内容

 

 【講演】
  
「食品の機能性を評価する~機能性探索のための分析法~」 
   
 (財)日本食品分析センター 堀籠 悟 氏

 ≪ 概 要 ≫
 
機能性表示食品制度が施行されてから1年が経ち,食品の機能性に対する一般消費者の関心も
 高いものとなっております。今回,当財団にて実施している,食品が持つ様々な機能性を調
 べる方法について,培養細胞を用いた試験法を中心にご紹介致します。「食品表示法の概要
 と対応」

【講演】 
  「味覚センサーを用いたおいしさの評価について」
    (財)日本食品分析センター 西川 佳子 氏

≪ 概 要 ≫
 食品の二次機能の要素としてのおいしさは,味覚・風味・食味・文化と環境などの様々な要
 因が寄与しており,それらの数値化は難しいと言われています。
 本講演では,官能評価や成分分析では難しい食品の味を数値化することで客観的かつ総合的
 に評価する味覚センサーを用いた味認識装置による味の分析事例をご紹介いたします。
 合わせて科学的要因としての呈味成分についても概説いたします。

第2回 2016年11月2日(水) 13:30~16:00

内容

 

 【講演】 
  「ヨーグルトと健康~乳酸菌は健康をまもるミクロの巨人~」 
    ㈱明治 研究本部 発酵乳開発研究部 グループ長 大力 一雄 氏


≪ 概 要 ≫
 本講演では、まず、ヨーグルトに代表される世界の発酵乳の歴史、世界と日本の発酵乳の規
 格上の違い、ヨーグルトの作り方、日本のヨーグルト文化の歴史、腸内環境に関する最近の
 話題などについてご説明します。その後、プロバイオティクスとは何か、当社が独自に見出
 してきた種々の乳酸菌株およびそれを活用したヨーグルトと健康について、商品開発秘話を
 交えて詳しくご紹介いたします。

【講演】 
  「GABA高生産乳酸菌の選抜と利用」
   当センター 食品・バイオ担当 主任研究員 上野 義栄

≪ 概 要 ≫ 
 当センターがかかわったGABA高生産乳酸菌の選抜と特許化、商品化の事例について具体的
 な取り組みをご紹介いたします。

第3回 2017年2月13日(月) 13:30~17:00

内容

【講演】
  「HACCPプラン作成のためのハザード分析について」 
    
シーアンドエス㈱  津田 訓範 氏

≪ 概 要 ≫
 
2020年、日本政府は、HACCPシステム導入を決定しました。HACCPプランの確立において、
 最も重要なステップがハザード分析です。ところが、工程のハザードを理解し、正確な分析
 を行わないと、管理しなくても良いハザードが重要と認識され、管理すべきポイントが不明
 確になってしまい、衛生管理が不十分となってしまう可能性があります。
 そこで、ハザード分析方法について、ワークショップを取り入れた実践的なセミナーを実施
 いたします。