この試験機では、引張強度、圧縮強度といった試験が可能です。
金属材料や工業材料の強度試験、製品の品質管理における機能評価に利用できます。

- メーカ・型式
- 株式会社オリエンテック
UCT-25T - 性 能
- 試験制御方法:ストローク制御
- 試験荷重容量:最大250kN
※ただし、試験速度 16mm/min以上の場合は 最大50kN
試験速度 15mm/min以下の場合は 最大250kN - 試験ストローク:引張側 600mm、圧縮側 1,190mm
- 有効試験幅:525mm
- チャック仕様:平板 厚さ0.0mm ~ 22mm
チャックの幅 55mm、奥行き 70mm
丸棒 φ6mm ~ φ32mm、奥行き 70mm
※試料チャック部の長さは最低40mm必要、できれば50mm以上 - 圧縮圧盤:φ150mm(厚み40mm)
- 試験速度:0.1mm/min ~ 500mm/min
- 設置年度
- 1989年
- 担 当
- 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 FAX 075-315-9497
E-mail kiban@kptc.jp - 使用料(基本額)
- こちらをご覧ください
試験を行うに当たっての注意点
引張り強度、圧縮強度といった試験を実施した場合に、試料の種類・材質や性質によっては、破砕した破片等でケガをする危険性があります。
機器貸付を申し込まれる際には、事前に試料の種類・材質や性質について確認の上、試験の条件と合わせて担当者までご連絡いただき、打ち合わせをしていただきますようお願いします。
活用事例
万能試験機を用いた金属材料の引張り強度測定

金属材料の強度を測定する1つの方法として、日本工業規格(JIS)に規定されている「金属材料引張試験方法」があります。
これは、様々な金属材料に応じた試験用の試験片を作成し、その両端を万能試験機などで引っ張ることによって、試験片が破断するまでに必要な荷重を測定し、金属材料の引張強(ひっぱりづよ)さなどを測定する方法です。
写真1は、当センターの万能試験機(最大荷重250kN)を用いて、鉄鋼材料の引張(ひっぱり)試験を行ったものです。
JISでは、様々な金属材料の引張強さなどについて、機械的性質としてその値を規定していますが、このJISで規定されている値を満足しているかどうかを調べるために、この万能試験機を多くの方々にご利用いただいています。
また、この万能試験機は、金属以外の材料についての引張試験や圧縮試験といった他の試験を行う場合にも使用することができますので、利用範囲の広い試験機です。
参考情報