- 近赤外分光法を基礎から学ぶ -
開催趣旨
令和元年度に発足した本研究会は、現場で活きる分光分析技術を中小企業の技術者が系統的に学べる場を提供することを目的に、分光分野の第1人者を講師とする講演会を年3~4回程度開催するほか、希望者を対象に操作実習会を併せて実施しています。これまでに、『赤外分光』や『ラマン分光』、『近赤外分光』、『テラヘルツ分光』をテーマとして研究会を実施していますが、今年度は農業や医療分野など幅広い分野で活用の進む『近赤外分光』をテーマとする内容で開催します。なお、開催方式は参加者の利便性に配慮してオンサイト及びオンラインによるハイブリッド方式で実施します。
主 催
京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター
内 容(予定)
ものづくりの現場では、紫外光や赤外光など波長領域の異なる様々な光が、製品開発や品質管理などの分析に活用されていますが、どのような場合にどの波長領域の分析装置を選択するかは技術者を悩ませるところです。令和元年度に発足した本研究会は、中小企業の技術者の皆様に現場で活きる系統的な分光分析技術を学んでいただく場として、分光分野のトップランナーによる講演と分析装置の操作実習を行っています。
発足より5年目を迎える今年度は、薬品・食品・化粧品・プラスチック・工業材料などの品質管理や評価技術として近年注目されている「近赤外分光法」をテーマに開催します。ぜひご参加ください。
※オンサイト及びオンラインによるハイブリッド方式にて開催。
(使用ツールは Zoom を予定しています。)
【講 演】
第1回 「 近赤外分光の基礎と応用 」
日 時:令和5年10月24日(火) 13:00~17:00
講演①: 『近赤外分光の基礎』 尾崎 幸洋 氏 (関西学院大学)
講演②: 『振動分光法』 森澤 勇介 氏 (近畿大学)
第2回 「 近赤外分光法の装置と実験方法 」
日 時:令和5年11月13日(月) 13:00~17:00
講演①-1:『近赤外分光装置について』 右近 寿一郎 氏 ((株) 右近工舎)
講演①-2:『近赤外分光法の実験方法と注意点』 池羽田 晶文 氏 (農研機構)
講演② :『近赤外分光イメージング』 石垣 美歌 氏 (島根大学)
第3回 「 近赤外分光法の解析 」
日 時:令和5年12月 5日 (火) 13:00~17:00
講演① :『スペクトル解析入門』 尾崎 幸洋氏 (関西学院大学)
講演②-1:『ケモメトリックスと機械学習』 新澤 英之 氏 (産総研)
講演②-2:『Python を用いたスペクトル解析』 森田 成昭 氏 (大阪電通大)
【操作実習会】
▶ 希望者を対象として京都府中小企業技術センターで開催します。(事前予約制)
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◎顕微紫外可視近赤外分光光度計 |
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「各講演・操作実習会タイムスケジュール」
13:00~13:05 | 開会 |
13:05~14:25 | 講演① |
14:25~14:35 | (休憩) |
14:35~15:55 | 講演② |
15:55~16:05 | 質疑応答 |
16:05~16:10 | 閉会・事務連絡 |
16:15~17:00 | 操作実習会 |
研究会座長の紹介
尾崎 幸洋 氏 (関西学院大学名誉教授・フェロー)
赤外・ラマン・近赤外・遠紫外・遠赤外・THz 分光など、多岐に亘る分子分光学の基礎と、それらの物理化学、分析化学への応用をご専門とされ、これまでにも多数の論文を発表。
日本分光学会会長としてご活躍されたほか、紫綬褒章の受章をはじめ国内外の数々の科学賞も受賞されています。
ものづくり分析評価技術研究会
参加費 5,000円/名
※お申込後、参加費を請求させていただきますので、請求書記載の振込口座((公財)京都技術科学センター宛て)にお振り込みをお願いします。(お振り込みに係る手数料等はご負担ください。)
定 員 オンサイト 20 名程度 /オンライン 30 名程度(いずれも先着順)
(オンサイト会場:京都府京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク内)
申込方法
WEBからのお申し込みはこちら
E-mail、FAXでの申し込みは下記の申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえお送りください。
・ご案内・参加申込書(PDF)
問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 FAX 075-315-9497
E-mail zairyou@kptc.jp