クリエイティブ京都M&T 2010年3月号(No.54)

 

2010_03

♦京都発! 我が社の強み
    超精密研磨技術で最先端産業をサポートする
 株式会社クリスタル光学
        

今回は、仕上げの研磨技術を中核に加工、研削、研磨、測定の一貫加工体制を整え、業界最高レベルの受託加工を行っている株式会社クリスタル光学の桐野茂氏にお話を伺いました。[全文を読む]
♦技術トレンド情報
       金属ナノ粒子とは何なの? 〜その作製と利用〜
金属ナノ粒子とは?
 金属ナノ粒子とは、言葉のとおり粒径数十nm以下の金属の粒です。この金属の粒が、近年注目を集めています。何故か?
金属はナノ粒子になると、バルク体にない特異な性質を示します。その典型例が、表面プラズモン共鳴です。プラズモンとは、自由電子が集団振動している状態を言います。金属がナノ粒子になると、この集団振動が金属粒子表面に顕著に見えてきます。そしてこの振動波が光の波と共鳴すると鮮やかな色調が現れます。金ナノ粒子は赤色。銀ナノ粒子は黄色。この現象は昔から知られていました。ステンドグラスや高級ガラス食器に用いられた「金赤ガラス」や「銀黄ガラス」がそれです。しかしその現象が金属ナノ粒子によるものと分かったのは、近年のナノテクノロジーの発展以降です。そこから「金属ナノ粒子とは何なの?」、という注目を集めるようになりました。[全文を読む
♦業務紹介
 紫外・可視分光光度計による膜厚評価
 京都府中小企業技術センターでは、中小企業が持つ「強み」を活かして力強く活動できるよう、技術開発等に関する支援を行うため、高度な試験・研究用機器を設置し、依頼試験や機器貸付を行っています。ここでは、非破壊試験による膜厚測定の業務紹介をします。[全文を読む
♦研究報告
     人に優しい環境に優しい次世代医療材料の開発
(高耐食性マグネシウムシリサイド膜の合成とバルク焼成体生成)
 はじめに
  マグネシウム合金は、日常生活に用いる金属合金のなかで最も軽いという性質から、鉄道や自動車などの産業向けに使用用途が拡大してきています。また、素材の軽量性以外の性質、た
とえば生体安全性が高いことから、車椅子や義肢などの福祉用具といった身近な製品にも使用が広がりつつあります。[全文を読む]
♦技術トレンド寄稿
  可視光応答型二酸化チタン薄膜光触媒開発による太陽光の有効利用への挑戦
  
京都府中小企業特別技術指導員の安保 正一氏(大阪府立大学理事・副学長)に上記テーマで寄
稿いただきました。[全文を読む
  
♦技術センターからお知らせ
   行事予定表