クリエイティブ京都M&T 2010年5月号(No.56)

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♦京都ものづくり若手リーダー育成塾
   京都ものづくり若手リーダー育成塾

 未曾有の不況の中、打開策として新分野への進出や自社の技術の強みを活かした新しい製品開発をお考えではありませんか。
 当センターでは、このような新しい領域を切り開いていく役割を担う人材を若手のリーダーと考え、平成19年度から若手リーダー候補を対象とした育成塾を開催しています。この塾では、チームとしての製品開発に必要なリーダーの知識とプロジェクトの遂行に必要なリーダーシップを身につける「プロジェクト・マネジメント」と顧客・市場のニーズから独自の開発テーマを導き出し、様々な発想法で全く新しい商品イメージを創造する「製品コンセプト形成」の2つのグループワーク形式のセミナーを実施しています。
 平成22年度も引き続き6月頃に公募の案内をさせていただきますので、ぜひ、ご参加ください。[全文を読む]
♦中小企業ものづくり技術スキルアップ研修
     品質工学(タグチメソッド)
  ─市場品質を事前に確保するための技術開発の進め方─
製造業では、ユーザーのニーズにマッチした魅力的な製品を生み出すと同時に、低コストでクレームの出ない安定した設計・製造技術を実現することも大きな課題です。
 品質工学は、田口玄一博士が提唱した日本発の手法であることから「タグチメソッド」とも呼ばれていますが、将来起こるかもしれないトラブルを未然に防いで、製品が引き起こす様々な損失を最小化することを目的とする汎用性の高い技術的方法論です。
 様々な技術分野や開発プロセスで活用され、安定した設計・製造技術を効率よく開発する考え方と手法として大きな成果をあげています。
 ユーザーは、自分が購入した製品はどのような環境であっても、いつもちゃんと機能することを期待していますが、実際に市場に出た製品はとても多様な環境や条件で使用されています。
 メーカーは、いろいろなテストで膨大な時間をかけて製品の動作を確認していますが、現実には機能を損なう要因が複雑に組み合わされることも多く、すべての条件を検証することはまず不可能です。
 品質工学では、環境や劣化など機能を乱す要因を「ノイズ」として、これらの「ノイズ」の組み合わせに対して頑健な(「ロバスト」な)設計パラメータの組み合わせを効率よく見つけるための考え方・手法を提案しています。[全文を読む
♦京都府発明等功労者紹介  
      第54回京都府発明等功労者決まる!    
 産業界において、知的財産の重要性が高まる中、京都府においては昭和32年から発明考案・創意工夫の重要性を広く一般に啓発し、科学技術の発展及び発明考案・創意工夫に対する意欲の向上を図るため、毎年、発明等功労者を表彰しています。今年度は、下記の方々が去る4月20日に京都府公館で表彰されました。[全文を読む
♦技術センターからお知らせ
   行事予定表