クリエイティブ京都M&T 2018年1月号(No.140)

♦技術センター事業から
 企業連携技術開発支援事業のご案内
 
  

技術センターでは、企業の研究開発を支援するために、企業の皆様と当センター職員とが協働して技術課題の解決を図る「企業連携技術開発支援事業」を実施しています。この事業は、中小企業のイノベーション創出を支援することを目的に実施しており、これまで多様な分野で新技術の研究や新商品開発などに利用いただいています。ぜひご活用ください。[全文を読む]

♦技術トレンド寄稿

 技術者の働き方を変える品質工学
 ~技術者の自由と責任とは~ 
                                              京都府中小企業特別技術指導員
                      TM実践塾 代表 芝野 広志
京都府中小企業特別技術指導員のTM実践塾 代表 芝野 広志氏から、上記テーマで寄稿いただきました。
 1 品質工学とは
 品質工学は、その基本的な考え方から実務への適用方法にいたるまで、すべて田口玄一博士(1924年~2012年)によって生み出されたと言っても過言ではない。そして、その有効性と斬新さに魅了された多くの人たちが様々な分野のテーマに活用し、成功と失敗を繰り返しつつ、成功例は田口理論の有効性と正しさの証明となり、失敗例は新たな理論構築への足掛かりとすることで、学問としての深まりと手法としての広がりを継続してきた。【全文を読む

♦技術トレンド情報

 高まる自動車関連部品の洗浄度検査の要求                 
 
これまで自動車関連部品の洗浄度の検査方法は、洗浄後液を濾過したときのフィルター重量の差から求める重量法が主に採用されてきましたが、近年は部品の小型化・高密度化により流体部品も精密化・高精細化が進み、自動車業界では異物(コンタミ粒子)の重さよりも大きさや形状・個数を重視する粒子計数法による検査への要求が高まっています。こうした背景から、自動車関連部品の洗浄度検査と今後主流となる顕微鏡等による視覚的な検査方法である粒子計数法について、その概要をご紹介します。全文を読む

♦機器紹介
  熱分解ガスクロマトグラフ質量分析装置(Py-GC-MS)

 1 熱分解ガスクロマトグラフ質量分析装置とは
ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS)は試料に含まれる揮発性物質の定性分析、定量分
析に活用できる装置です(図1)。装置への試料導入方法には色々な方法があります。当技術セ
ンター中丹技術支援室に設置しているGC-MSには熱分解炉(パイロライザー/Py)というユニークなオプションが装備されていますので、この記事では熱分解炉を用いたGC-MS、すなわちPy-GC-MSでどのような分析が可能であるか、実際に多い利用例をモデルに紹介します。【
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♦技術センター事業から

  3D技術活用セミナー報告

技術センターでは、3D技術活用セミナーを開催し、3Dプリンタ等の3Dツールやその周辺技術に関する最新情報を紹介しています(年間4回)。平成29年度第2回(11月9日)では、3Dプリンタによる生産技術の革新をテーマに技術講演を開催しました。【全文を読む

   

♦技術センターからお知らせ

   行事予定表