令和7年12月11日(木)に第56回京都大学宇治キャンパス産学交流会<防災研究所>を開催いたしました。今回は55名もの方々にご参加をいただき、活発な質疑応答や意見交換が行なわれ大変盛況な会となりました。
通算で第56回目を迎えた今開催では、京都大学防災研究所の藤見先生から「大切だとわかっているのに災害の備えをしない心のしくみ」と題して、防災はもちろん日々の生活における人間の行動分析や注意点について詳しくご説明いただきました。同じく小暮先生には「光ファイバを使って斜面防災や減災に取り組む」と題して、普段は通信に使われている光ファイバを活用し斜面の変形や地下水の状態を知ることで防災に役立てる手法をご紹介いただきました。また株式会社テック技販の纐纈氏には「力センサで新たな計測技術に挑む」と題して、会社紹介並びに自社製品の特長とその様々な応用例をご紹介いただきました。
なお講演後は防災研究所の渦岡先生、技術室の名田様のご案内で「遠心力載荷装置」を、また、土井先生のご案内で「地滑り再現試験機」を見学させていただきました。先生方のわかりやすいご説明もあって、施設見学においても参加者の皆様から数多くのご質問があり、大変有意義な時間であったとのご感想をいただきました。
<講 演 会>
会場風景

「大切だとわかっているのに災害の備えをしない心のしくみ」
京都大学 防災研究所 准教授 藤見 俊夫 氏

「光ファイバを使って斜面防災や減災に取り組む」
京都大学 防災研究所 教授 小暮 哲也 氏

「力センサで新たな計測技術に挑む」
株式会社テック技販 代表取締役社長 纐纈 俊昭 氏

<施設見学>
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地滑り再現試験機(土井先生) 遠心力載荷装置(渦岡先生)
最後に、京都大学防災研究所の先生方や講演企業様、京都大学総合研究推進本部の方々をはじめ、ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝いたします。
申し込み・問い合わせ先
京都府中小企業技術センター けいはんな分室
TEL 0774-95-5050 FAX 0774-66-7546
E-mail keihanna@kptc.jp

