令和7年6月25日(水)に第54回京都大学宇治キャンパス産学交流会<エネルギー理工学研究所>を開催いたしました。今回は61名の方にご参加をいただき、活発な質疑応答や意見交換が行なわれ大変盛況な会となりました。
今開催は本年度の初回に当たり、通算では第54回目を迎えました。講演会では京都大学エネルギー理工学研究所の金先生より核融合の基本原理、開発の歴史から核融合を実現するための最新の課題と知見を、同じく俣野先生にはカーボンナノチューブの発光デバイスとしての様々な特性について興味深いお話を伺いました。またミリオンテクノロジーズ・キャンベラ株式会社の竹内氏には、原子力発電において人々の安全を守る取組を実際の事例を用いて詳しくご紹介いただきました。
なお講演後は金先生のご案内でヘリオトロン型核融合プラズマ実験装置を、俣野先生には研究室の実験装置を前に詳しい研究内容をお聞きすることができました。講演会、施設見学とも参加者の皆様から時間が足りなくなるほど多くのご質問を頂き、大変有意義な時間であったとのご感想をいただきました。
<講 演 会>
会場風景

「核融合プラズマの乱流輸送と計測法」
京都大学 エネルギー理工学研究所 助教 金 史良 氏


京都大学 エネルギー理工学研究所 助教 俣野 眞一郎 氏

「原子力分野における放射線安全への挑戦」
ミリオンテクノロジーズ・キャンベラ株式会社 フェロー 竹内 光男 氏

<施設見学>
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ヘリオトロン型核融合プラズマ実験装置 研究室での説明
最後に、京都大学エネルギー理工学研究所の先生方や講演企業様、京都大学総合研究推進本部の方々をはじめ、ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝いたします。
申し込み・問い合わせ先
京都府中小企業技術センター けいはんな分室
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