【結果報告】第33回京都大学宇治キャンパス産学交流会「生存圏研究所」

 

 令和元年9月30日(月)に、京都大学宇治キャンパス内において第33回交流会「生存圏研究所」を開催し、59名の方々に参加いただきました。

 

 

1.研究シーズ発表

 

「植物細胞壁の形成と制御 -持続可能なバイオ燃料・有用化成品の生産に向けて- 」

京都大学生存圏研究所 准教授 飛松 裕基 氏

 

 脱炭素社会実現に向けた代替・再生可能エネルギーとして、木質バイオマスは地球上で最も豊富な再生可能資源の一つですが、特にそのバイオマス利用を主眼とした基礎研究、植物細胞壁など細胞壁研究の動向と可能性など、最近の基礎研究の概要について講演いただきました。

 

 

「電子ビーム加工による高分子材料の改質」

京都大学生存圏研究所 特定教授 奥林 里子 氏

 

 生産性が優れ、薬剤を大幅に削減できることから環境に優しい技術として産業界でも注目されている電子ビーム加工は、タイヤや電池隔膜の加工などに利用されていますが、この電子ビームが物質に与える科学的作用や、様々な材料加工への応用例について講演をいただきました。

【飛松先生の講演】

【奥林先生の講演】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.企業紹介

 

「銀メッキ導電性繊維 AGpossⓇ およびウェアラブル IoT hamonⓇ 製品の展開について」

ミツフジ株式会社 開発部素材開発担当部長 三寺 秀幸 氏

 

 ウェアラブルIoT hamonⓇ 製品を支える銀メッキ導電性繊維 AGpossⓇ の特徴・用途展開から最先端のウェアラブルIoT技術を融合させたhamonⓇ 製品群について講演いただきました。

【三寺部長の講演】

 

3.ポスターセッション

 

 飛松准教授と研究室の学生の方々にご協力いただき、DASH植物育成プログラムと森林代謝機能化学分野研究室の施設見学をさせていただきました

【研究室の様子】

【研究施設見学の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【令和元年度の予定】

 11月に防災研究所との、年明けに化学研究所との交流会を予定しています。開催が決まりましたら、当センターホームページ、メールマガジン等でお知らせしますので、引き続きご参加いただきますようお願いいたします。

 

問い合わせ先
京都府中小企業技術センター けいはんな分室
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E-mail keihanna@kptc.jp