【結果報告】第31回交流会『化学研究所』

第31回 京都大学宇治キャンパス産学交流会 を開催しましたので、その結果をお知らせします。

 

日 時 : 平成31年2月26日(火) 14:00~19:00

場 所 : 京都大学宇治キャンパス(京都府宇治市五ヶ庄) 
      共同研究棟(化研) 1階 大セミナー室 

参加者 : 59名

 

第1部 講演会

≪1.研究シーズ発表≫

「有機フッ素材料の物性を設計可能にする分子論」
  京都大学化学研究所 教授 長谷川 健 氏

 

約80年間もの間解明できなかった、テフロンに代表される有機フッ素材料が持つ水も油もはじく特殊な物性を、新しい分子論を用いることによって説明できること、また、それを証明する分光分析について講演いただきました。

 

 

 

「―次世代化学産業に向けて-
 化学資源を活用する有機合成化学:鉄と森で倖せな未来を」

   京都大学化学研究所 教授 中村 正治 氏

 

 医薬品、電子材料など生活に欠かすことができない化学製品を石油資源ではなく木質資源から合成する技術や、触媒として主流となっているパラジウムやニッケルというレアメタルではなく鉄を触媒として合成する技術について講演いただきました。

                                                   

 

 

≪2.産学連携の事例紹介≫

株式会社ダイセルの北山上席技師から「商品開発の有機合成技術」と題して、研究シーズ発表で講演していただいた中村教授との共同研究について講演いただきました。

                       

 

 

 

≪3.会員企業紹介≫

株式会社DFCの松本代表取締役から「フローケミストリー技術で次世代の有機合成へ貢献」と題して、開発されている商品の紹介、保有している技術や製品の開発状況についてお話いただきました。

 

 

 

 

≪3.施設見学≫

長谷川教授、中村教授の研究室を見学させていただきました。

 

長谷川教授研究室

中村教授研究室

 

 

 

 

 

 

 

           
  
  

 

 【平成31年度の予定】

平成31年度も京都大学宇治キャンパスの4研究所との交流会を継続して参ります。開催が決まりましたら、当センターホームページ、メールマガジン等でお知らせしますので、引き続きご参加いただきますようお願いいたします。

 

問合せ先は、
京都府中小企業技術センター けいはんな分室
 TEL 0774-95-5050 FAX 0774-66-7546
E-mail keihanna@kptc.jp