中小企業技術センターでは、利用者の皆さまを対象に、利用目的や満足度、ご意見、ご要望などについて伺う「利用者窓口アンケート」を実施いたしました。集計結果の概要をお知らせします。(PDFはこちら 集計概要 自由意見)
ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。今後の事業展開や業務改善に役立てていきます。
1 調査対象
令和7年11月17日から令和8年1月 23日の間に「技術相談・依頼試験・機器貸付」のいずれかを利用されたことのある方。
2 回答数
139件
3 調査結果(概要)
回答者の所属事業所を所在地別に見ると、京都市内49%、京都府内(京都市除く)は22%、京都府外29%に分かれました。(関西圏では大阪府10%、滋賀県9%、兵庫県3%、奈良県1%)(図1)。

事業所の業種は、製造業が81%と最も多く、卸売業・小売業及びサービス業が4%でした。製造業の内訳は化学・プラスチックがもっとも多く、電気機械・電子部品、鉄鋼・金属製品と続きました。
今回利用の支援内容と満足度
機器貸付の利用が64%、相談+機器貸付13%、依頼試験10%と続きました(図2)。

支援の満足度については、接客対応89%、専門知識や知見88%、手続きの迅速性86%、支援レベル84%、得られた成果83%、課題解決82%といずれも高い評価をいただきました。(図3)

自社の課題
自社の課題として専門人材の確保41人と最も多く、品質・精度不足40人、技術提案力不足36人と続きました(図4)。

支援成果
品質改善が35%と最も多く、新製品開発33%、不良不具合の解決が19%と続きました。(図5)

強化・充実を求められること
機器利用が71人と最も多く、技術相談39人、依頼試験27人と続きました。自由記述では、機器の新規導入・更新、セミナー・講習の充実等について多くのご意見をいただきました。(図6)

窓口利用者アンケートに係るご意見・ご要望
【セミナー・講座関係】
〇様々な装置や過去に実施した講習会のリバイバルがあると良い。
〇分析セミナーを受けたい。
〇専門人材の育成に力を入れていただけば幸い。
→ご利用の皆様のご意見・ご要望を踏まえながら、テーマに関連したセミナー・講習会を企画・開催しております。具体的に取り上げてほしいテーマなどがありましたら、ご要望をお寄せください。
〇センターで培われた技術や知見を共有できる機会があると良い。
〇セミナー、講習会等の情報へのアクセス手段が増えると助かる。
〇自社では対応できない案件の技術相談をしたい。
→当センターの成果発表会などを通じて情報発信してまいります。また、当センターホームページにて保有機器や技術、成果などの情報を掲載しておりますので、あわせてご活用ください。
【保有設備関係】
〇機器の空き状況をHPで公開してほしい。
→様々なご要望を頂いておりますが、施設運用上のセキュリティ配慮、ならびに予約変更・調整が頻繁に発生する中での正確性確保の観点等について検討を進めており、その方策の一つとして、当センター電気通信係の Xアカウントで電波暗室の空き状況等の情報発信を開始しました。以下のリンクから閲覧が可能です。
〇機器の利用者が多く、混んでいるのを改善してほしい。
→測定・試験の品質および安全の確保、公平な利用機会の維持、さらに限られた資源での安定運営の観点からご不便をおかけしておりますが、当面は大きな運用変更を行う予定はございません。混雑の少ない時期や代替手段のご提案を個別にご案内しております。まずは電話またはメールにてお問い合わせください。
〇古い型式の機器を更新してほしい。FE-SEM使用しているがEDXの性能upを希望する。
〇XPSが新しいものになれば助かる。利用価格へ反映があっても利用したい。
〇蛍光顕微鏡など機器をもっと充実させてほしい。
〇大型振動試験機があれば助かる。
〇機器が故障したままで修理目途が立たないことを改善してほしい。
→貸付機器の導入や修理につきましては、安全・品質の確保、利用頻度や緊急度、代替の可否などを踏まえ、予算の範囲で順次対応しております。あわせて、アンケートで頂いた新規購入・更新のご意見・ご要望は整備計画の検討に活用し、実現可能なものから実施してまいります。
〇京都企業しか利用できない試験がある。
→現在、電波暗室のご利用については大変混みあっており、京都府内企業様で全日程が埋まる状況です。誠に恐れ入りますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
〇館内にフリーWi-Fiがあると助かる。
→情報セキュリティの確保および館内ネットワークの安全な運用の観点から、館内でのフリーWi‑Fi提供は行っておりません。
【試験・機器貸付関係】
〇USBメモリでデータの提供をしてほしい。
→ウイルス感染・情報漏えい・紛失などのリスク防止および館内ネットワークの安全な運用の観点から、USBメモリによるデータの提供・受渡しは原則行っておりません。取得データをお持ち帰りになる場合は、「未開封・未使用の CD‑R/DVD‑R」 をご持参ください。
〇装置の電源出力を一旦端子台受けし、端子台とEUTを単線のケーブルで接続できる治具を作成してほしい。
→当センターの設備には標準的な治具等を備えておりますが、中小企業の皆様の多様な試料形態や試験ニーズに合わせた特注治具等を備えることは難しい状況です。誠に恐れ入りますが、必要な治具は利用者様にてご準備ください。端子形状・許容範囲・配線上の注意事項は、事前にお問い合わせください。
【利用料金関係】
〇利用料金を下げると気軽に利用できる。
→当センターの依頼試験および機器貸付の各利用料金は、装置の取得・維持に必要な経費や、試験にかかる電力・消耗品・作業時間など、実際の運用に要する必要最低限の費用を基に、条例・規程に沿って設定しております。なお、中小企業の活性化を図るため、依頼試験および機器貸付の各利用料金については、京都府内中小企業様がご利用される場合、基本額から2割減額する特例措置を実施しております。
〇機器利用している時間は駐車場を無料にしてもらいたい。
→当センターには専用駐車場がないため、お車でお越しの際は京都リサーチパークなどの駐車場をご利用いただいております。駐車料金につきましては、ご利用者様の負担軽減のため一部割引の仕組みを設けておりますが、施設運営に必要な経費とのバランスを踏まえると、当センターが料金の全額を負担することは難しい状況です。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
【職員関係】
〇現時点では満足度高、特に要望はなし。
〇現状で十分だと感じている。
〇いつも迅速に、かつ丁寧に対応いただいている。
〇測定原理を丁寧に教えていただき、助かる。
〇機器貸付前の説明が丁寧だった。
〇マニュアルが整備されていて助かった。
〇抱えている問題点、疑問点に親身に応えてもらった。
〇細かな試験スケジュールを伝えていなかったが、臨機応変に対応していただいた。
〇鍍金の専門家の職員がいない。
→当センターでは、特定分野に偏ることなく幅広い技術相談に対応できるよう、技術分野ごとに職員間での情報共有を常に行い、日頃から知識・技能の向上に努めております。また、学会・講習会・外部研修への参加や、外部専門家との連携を通じて、職員の専門性を継続的に高める取組も進めております。しかしながら、すべての技術分野を恒常的に網羅することは難しく、対応に限りが生じる場合がございます。そのため、当センターでは、職員だけでは対応が難しい高度で専門性の高い技術課題にも対応できるよう、さまざまな分野の外部専門家の方々を「京都府中小企業特別技術指導員」として登録し、ご相談に対応しております。ご相談内容に応じ、これら外部専門家が職員とともに助言・指導を行うなど、課題解決に向けた支援体制を整えております。引き続き、支援体制の充実に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
〇機器利用時、数時間毎に見回りや声掛けがほしい。
〇担当者が装置の部屋で長時間私語があった。集中できないので配慮願いたい。
→見回りや声掛けの方法、装置室での会話につきましては、いただいたご意見を踏まえ、利用者の皆さまが作業に集中できる、作業のしやすい環境づくりに努めてまいります。その中で、状況に応じた適切な対応が行えるよう、職員間での情報共有と業務改善を進めるとともに、接遇や説明方法につきましても、継続的な見直しに取り組んでまいります。
問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 企画連携課 企画連携係
TEL 075-315-8635 FAX 075-315-9497
E-mail kikaku@kptc.jp