クリエイティブ京都M&T 2010年4月号(No.55)

2010_04

 

♦技術トレンド情報
   中国の金属材料規格・材料記号について

ものづくり企業の中国進出により、現地で製品を製造したり、部品を調達するケースが多くなり、中国での材料調達や図面上で材料の指示を出す場合、どう指示すればよいのかまた中国の材料規格で指示された材料が日本のJIS規格のどの材料に相当するのかなど、判断のつかない材料、材質比較ができないなどのケースが見受けられます。そこで、海外(中国)の金属材料に関する工業規格について整理し、主要な鉄鋼材料についてJISと比較対照してみました。[全文を読む]
♦京都発! 我が社の強み
      特殊金属の溶接技術を様々な分野に伸ばす
 小阪金属工業株式会社

特殊金属の溶接に特化し、あんこ製造機、浴槽から海洋温度差発電、排熱発電のプラント試作まで手掛ける小阪金属工業株式会社の小阪憲一氏にお話を伺いました。[全文を読む
♦機器紹介
      マイクロスコープとレーザー顕微鏡の紹介 
 京都府中小企業技術センター 中丹技術支援室の活動の1つとして企業の課題解決のための機
器貸付やデータ解析等の支援を行っていますが、今回は中丹技術支援室に導入した主要機器のう
ち、汎用性の高いマイクロスコープとレーザー顕微鏡についてご紹介します。[全文を読む
♦研究報告
      XPS分析における表面粗さが分析結果に与える影響について
 はじめに
 XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy)分析とは、表面分析の一種で、材料表面の厚さ1マイクロメートル(1/1000ミリメートル)以下の極薄い層を解析する分析手法です。当センターにおいてもXPS分析装置を保有しており、依頼試験や機器貸付等により活用されています。ここでは、XPS分析における深さ方向分析および、材料表面の凹凸が分析結果に与える影響について報告します。なお、深さ方向分析とは、スパッター(高速イオンを照射して材料表面を毎分数ナノメートル※の速度で削る。)と表面分析を交互に行い、試料の表面から内部方向に向かってどのような元素で構成されているかを調べる方法です。(※ 1ナノメートルは、1/1000マイクロメートル)[全文を読む

  平成22年度京都府の中小企業(製造業等)振興に関係する当初予算の概要
京都府の平成22年度一般会計予算は、総額8,492億7,100万円(対前年度比100.1%)で、21
年度予算編成方針を継続・強化する「続・京都温め予算」と位置付けられる骨格的予算となっています。そのうち、中小企業(製造業等)振興については、中小企業の経営安定化などの対策、地域資源を生かした産業振興や一層の新京都ブランド産業、伝統・ものづくり産業の育成、京都産業の未来を担う人づくりの推進が重点的課題となっています。[全文を読む]
♦技術センターからお知らせ
   行事予定表