クリエイティブ京都M&T 2009年11月号(No.50)

2009_11

♦京都発! 我が社の強み          
  伝統と創生を見事に結びつけ新たな価値を付加する
 ナカガワ胡粉絵具株式会社

今回は、環境破壊ガスにも耐える日本画用の無鉛岩絵具の開発製造を手がけられているナカガワ胡粉絵具株式会社の中川晴雄代表取締役社長にお話を伺いました。[全文を読む]
♦研究報告
連続高速圧縮成形法による絵画用無鉛絵具に関する研究
(低融機能性フリットカラーの研究 Ⅳ)
       京都府中小企業技術センター主任研究員 矢野 秀樹
       ナカガワ胡粉絵具株式会社代表取締役 中川 晴雄
       酒井硝子株式会社取締役部長 森  秀次
1.目的
 この研究1)では、これまでの研究で開発した絵画用無鉛絵具に用いる低融機能性フリットや新規絵具製造システムである圧縮成形溶融法(両方特許取得)を用いて、絵画用絵具熔融塊の元となるフリット顔料成形体の製造速度の向上を目指して、JSTの研究資金2)で新たにロータリ式圧縮成型機を導入して用い、絵画用の無鉛絵具を試作して評価用描画試料を作成し、それらを硫化水素ガス、亜硫酸ガス、二酸化窒素ガスの3種類の環境汚染ガスを含む混合ガスで処理して、連続高速圧縮成形法による無鉛絵具の環境汚染ガス反応等の特性を評価検討したので報告します3)。[全文を読む
♦研究会紹介
京都陶磁器釉薬研究会の紹介
平成21年度の京都陶磁器釉薬研究会は、当センターと京都陶磁器協同組合連合会が共催し、事
務局は当センターの基盤技術課(材料・機能評価)が担当しています。当陶磁器釉薬研究会は、平成9年に開始し、今年で13年目に入ります。開催回数延べ78回、参加者数は通算約2000名となり、この間使用した資料等は約1000点に及びます。
 当釉薬研究会は基本的には、会員相互の勉強会的色彩を持ち、メインテーマは、「陶磁器における釉薬理論と実際」という内容です。平成21年度は、技術センター5階研修室において、下記予定に掲載してある課題(サブテーマ)を順次実施しており、現在第5回まで終了しています。終了会の資料等が必要な方、参加をご希望の方は、基盤技術課(材料・機能評価 矢野)までご連絡下さい。[全文を読む
♦業務紹介
 硬さを計る目的は?
ものに触れたとき人間は感覚的に「硬い」とか「軟い」と感じますが、これを何らかの手段を用いて数
値化、序列化するのが硬さ試験です。硬さ試験は、被測定物を特定形状の試験片に加工する必要がなく、測定が他の機械的特性試験に比べて短時間で行えるということからよく利用されていますが、当センターで実施されている硬さ測定事例を見ていますと、硬さが直接的な要求特性ではないことが多いように思われます。[全文を読む]
♦技術トレンド情報
  燃料電池ですが、なにか?
燃料電池(Fuel Cell)とは
 燃料電池とは、水素などの燃料を電気化学的に酸素などの酸化剤で酸化して直接電気エネルギーを取り出す化学電池です。
水素―酸素燃料電池の場合、反応式で書くと式①、②のとおりとなります。[全文を読む] 
              

♦技術センターからお知らせ
 行事予定表