クリエイティブ京都M&T 2009年9月号(No.48)

2009_09

♦京都発! 我が社の強み          
世界一の精度を創り出す三面摺りによるキサゲ加工 
長島精工株式会社

今回は、精密加工するための工作機械の製作や精密金型などの製造に欠かせない超精密研削盤を手がけられている長島精工株式会社の長島善之氏にお話を伺いました。[全文を読む]
♦技術トレンド情報
精密計測技術 測定の不確かさについて
 正しく測れないものは正しく作れない色々な加工で製作された部品や機械が設計どおりにできているか、正しく機能するかを確認したいとき、まずその寸法や形状を測定してみることが頭に浮かびます。逆に、測れないものは(大量に)作れないと言ってよいでしょう。
実際に現場で測定をする目的は、出荷前の検査や問題発生時の現状把握が多く、その製品に問題があるかどうかは寸法や形状の公差などの設計値と指示された寸法や形状を実際に測定した結果を比較して判断されます。
しかし、適切な方法で正しく計測されていなかったり、測定結果の判定基準が適切に設定されていない場合、過剰品質による無駄なコストや市場でのクレーム発生などいろいろな損失に結びついてしまうことがあります。
技術の進化とともに高精度な加工を必要とする製品がますます開発される中で製品の品質を確保するためには、それを評価する計測の信頼性に関しても十分な配慮が必要です。[全文を読む
♦機器紹介
精密測定機器の紹介
京都府中小企業技術センターには精密測定用機器としてCNC三次元座標測定機と画像測定機が
設置されています。どちらも測定点の座標情報から寸法や輪郭形状を計算する測定機です。
CNC三次元座標測定機は接触式の測定機で、プローブの接触圧が無視できないものは正確な測
定ができませんが、それ以外のものでは極めて高精度の測定ができます。画像測定機はCCDカメラを使用して測定を行う非接触式の測定機で、焦点が合わないような深穴の測定などはできませんが、接触式の測定機では正確に測定できないような「軟らかい」ものや「薄い」ものでも測定が可能です。[全文を読む
♦北部ものづくり人材・パワーアップ緊急対策事業
北部ものづくり人材・パワーアップ緊急対策事業
機械製図の基礎講座

北部ものづくり人材・パワーアップ緊急対策事業として、3月の「加工技術基礎講座」に引き続き、4月は簡単な形状の物体を、三角投影法による作図や機械要素の製図ができ、図面を読むことができる基礎技術習得を目的とした「機械製図の基礎講座」を4月10日から4月24日までの3日間、綾部市林業センター(定員100名)をお借りして開催しました(延べ276名参加)ので、その概要について紹介します。
講師として舞鶴工業高等専門学校名誉教授で、当センター地域技術コーディネータの川勝邦夫先生にお願いしました。[全文を読む]
♦中小企業ものづくり技術スキルアップ研修
中小企業ものづくり技術スキルアップ研修
京都府中小企業技術センターでは急激な経営環境が悪化する中、企業の休業日等を有効に活用
し、従業員の基礎技術力アップにつなげていただくための様々な講座等を中小企業ものづくり技術スキルアップ研修として毎月実施しています。
今回は、6月に開催しました講座の中からその概要について紹介します。[全文を読む]
♦技術センターからお知らせ
 行事予定表