クリエイティブ京都M&T 2023年新春号(No.174)

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♦研究報告

応力発光塗料を用いたラティス構造物への適用

 当センターではデジタルものづくりを推進させるため、CAEの妥当性を確認するための手法を検討しています。今回は近年、注目されているラティス構造に応力発光塗料を塗布し、荷重条件をかけた時の発光状態からひずみの分布を検証しました。

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球状粒子を含む構造体のテラヘルツ帯における透過特性

 本研究では、テラヘルツ波の伝搬経路に存在する粒子が透過特性に及ぼす影響を明らかにするため、テラヘルツ帯の波長に相当する球形粒子を含んだ構造体を種々作成し、粒子径及び粒子素材をパラメータに透過特性との関係を検討しました。その結果、伝播経路に粒子が存在することでMie散乱に起因する透過損失のピークが生じることが分かり、粒子径と屈折率が透過損失の損失ピークの発現波長及びピーク高さに対する主要な影響因子であることを明らかにしました。本稿では、得られた結果の一部についてご紹介します。

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安価で簡便なIoT活用事例の検討

 生産設備のIoT化は機器の稼働状況管理など生産性の効率化に有用ですが、コストや費用対効果といった面がシステム導入の障壁となります。また、既存の計器類の中には信号を外部に出力する機能がない場合もあります。そこで今回、安価で簡便なIoTの活用事例検討として、信号出力がない冷凍庫の温度表示(7セグメントディスプレイ)から温度をデジタルデータとして取得し、モニタリングすることを試みました。

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♦技術トレンド

Design Thinking! -デザイン思考を身近な事例で

 「デザイナーの思考プロセスを活用して前例のない課題や未知の問題に対し最適な解決を図るための思考法」などと説明されるデザイン思考。具体的に他の思考法とどう違うのか。その小さいけれど大きな違いを身近な事例でご紹介します。

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より深い「表面」が分析可能な硬X線光電子分光法

 表面から数nmの極表面の元素を評価するX線光電子分光法ですが、5~10keVの比較的高いエネルギーの
硬X線を使うことでより深い領域を直接測定できる硬X線光電子分光法(HAXPES)が注目されています。

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♦機器紹介

クラスターイオンビームによるX線光電子分光分析でのスパッタリング

 当センターのX線光電子分光分析装置で材料表面の深さ方向分析や表面汚染層を除去するためにイオンビームスパッタリングが用いられます。単原子のアルゴンイオンビームによるスパッタリング(機器名:イオン銃)が
一般的ですが、当センターの装置にはアルゴン原子の塊(クラスター)がイオン化したガスクラスターイオンビーム銃(機器名:ガスクラスターイオン銃)が備えられており、材料表面の低損傷スパッタリングが可能です。

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♦技術センターから

中丹技術支援室の試験機器をご活用ください「機器操作・活用セミナー」の紹介

 中丹技術支援室は2007年に綾部市の「北部産業技術センター・綾部」として開所、北部地域企業の技術基盤の強化を図る事を目的に試験・分析・測定・加工用機器を整備しました。また、2018年には、「北部産業創造センター」に移転リニューアルし機能を強化、一部機器の更新や新たな整備により合計約90機種の機器を企業の皆様に開放し、技術改善や研究開発等にご活用いただいています。その支援の一環として毎年開催している「機器操作・活用セミナー」について近年の実施内容を紹介します。

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♦技術センタートピックス

KYOTO DESIGN WORK SHOW

2/16(木)~17(金) 開催決定
・時間  10:00~17:00
・場所  京都ビジネス交流フェア2023 会場内(京都パルスプラザ)
 今や自社製品や新商品開発に欠かせないデザイン
 京都府中小企業技術センターが、京都ビジネス交流フェアの会場内に開設する「KYOTO DESIGN WORK
 SHOW(キョウトデザインワークショウ)」は、ものづくり(工業製品)を得意とされるデザイナーさん
 達が出展され、普段ではチョっと聞きにくい「料金」や「仕事の事例」などを直接、その場で気軽に質問
 や問い合わせ、相談ができる、貴重な機会です。