クリエイティブ京都M&T 2017年12月号(No.139)

♦府内立地企業の紹介
         加美電機株式会社

 京都府への立地を生かして発展する企業をご紹介します。
 〈長田野工業団地アネックス京都三和〉


 ~エレクトロニクス分野を確かな品質で支える
 電子回路基板実装・組立のエキスパート  

恵まれた交通アクセスと北近畿最大の産業集積ゾーン、長田野工業団地アネックス京都三和。当地の京都工場を拠点に京都でも事業拡大し、エレクトロニクス分野の発展に貢献している加美電機株式会社の代表取締役社長 菓子 俊之 氏にお話を伺いました。[全文を読む]

♦研究報告

京都の特性や強みを活かした産業のあり方に関する研究(1)
京都の“強み”についての仮説の検証   
                                                応用技術課 古郷 彰治
 1 はじめに/研究の背景
京都のものづくりは今後、何でアドバンテージを取るのかそれは“スピード”ではない?“価格”でもない? 京都でしかできない、京都だからこそできる独自の強みを捉え、それを活かした今後の産業のあり方を探ってゆく。
そもそも“京都の強み”とは何なのか
 これまで漠然と、観念的に、あるいは面白おかしく語られてきた“京都らしさ”とは?“京都の強み”とは? それをあらためて捉えて整理し、意識して共有することで、各分野のものづくり産
業において“京都の強み”を活かした展開を図り、さらにそれを高め伝えていく契機としたい。【全文を読む

♦研究報告

液中バブルプラズマ法による高機能金属ナノ粒子の開発Ⅱ
 ~金属ナノ粒子の産業応用の促進に向けて~  
                 基盤技術課 松延 剛                  
 
 ナノ粒子とは、ナノメートル(100万分の1mm)オーダーのきわめて小さな粒子であり、バルク構造体と比べて、融点、電磁気的性質、光学的性質、機械的性質、触媒能、結晶構造等の特性が大きく異なり、様々な機能を発現する特徴を持っています。これらの特徴は、構造体が小さくなることによるサイズ効果と呼ばれる電子状態の変化や、表面効果と呼ばれる表面・界面に露出する原子の割合の増加による効果などによると考えられています。全文を読む

♦機器紹介
 1 蛍光X線膜厚計とは

 
   
蛍光X線膜厚計はX線を試料に照射し、試料から発生する固有X線(蛍光X線)を検出することで、材料の元素分析を行う装置です(図1)。蛍光X線は、それぞれの元素に対応して固有のエネルギーを持っているため、そのエネルギーから定性分析が、そのエネルギーのX線強度から定量分析が可能になります(図2)。金属多層膜や合金の分析をはじめとして、元素マッピング機能などを有し、多層めっきの膜厚測定、プリント基板上の有害物質スクリーニング、文化財のめっき定性分析等、幅広い分野で活用されています。【全文を読む

♦技術センター事業から

 機器操作講習会のご案内

     技術センターでは、中小企業の皆様の技術開発・研究開発・品質改善等を支援するため、試験研究用機器等を開放(貸付)しています。
初めての方も自ら操作して試験・評価が行えるよう、機器等の概要説明や取扱実習を中心とした操作講習会も行っており、今年度後期は以下のとおり開催します。この機会に技術習得いただき、ぜひ、当センターの開放機器等をご活用ください。【全文を読む

   

♦技術センターからお知らせ

  行事予定表