クリエイティブ京都M&T 2016年3月号(No.120)

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♦技術トレンド情報
 「レーザ溶接・接合」 ~基礎と最新の応用事例~
  講師:大阪大学 接合科学研究所 教授 片山聖二氏
 レーザ溶接・接合技術は、ここ数年ファイバーレーザや半導体レーザ技術の目覚ましい発展により、産業応用が急速に進みつあります。ご講演では、レーザ溶接・接合の産業応用に必要と考えられる基礎知識から、現状において産業応用の中心である金属のレーザ溶接等の状況、そして接合科学研究所で開発された金属と樹脂とのレーザ接合技術など、最新のレーザ接合技術と併せてご紹介いただきました。[全文を読む]
♦新規導入機器紹介
 光学特性評価システムのご紹介-LED照明器具の光品質を評価-
 この度、平成27年度JKA機械工業振興補助事業に採択され、急速に普及しておりますLED照明器具の光品質を評価可能な光学特性評価システムを導入いたしました。直管タイプをはじめ、電球タイプの他、今後中小企業が取り組むさまざまな形状のLED照明器具に対応して、光源の全光束・配光測定により光の品質を当センターで評価できるようになります。
このシステムの導入にあたり、「LED照明の動向と光品質評価セミナー」を開催し、多くの中小企業の技術者の方々にLED照明の現状と課題・光評価手法の最新情報に触れていただき、導入機器をご見学いただきました。[全文を読む]
♦技術センター事業から
 CAE技術研究会の活動紹介
 当センターでは、平成21年度から「設計者がCAEをより身近に、手軽に」をコンセプトとした『CAE技術研究会』を開催しております。1年間を通して基礎的な研修から自社の技術課題を事例研究として取り組み、発表までの一連の過程を通じてCAEの活用技術の習得とスキルアップを図っております。
平成26年度のCAE技術研究会における会員の成果発表の内容を紹介させていただきます。[全文を読む]
♦環境セミナー報告
 「化学物質規制の最新動向」
 PAHs(多環芳香族炭化水素)は、有機物の不完全燃焼や熱分解等で生成する化学物質で、その毒性から国内外で規制の動きが出ています。また、改正RoHS指令ではフタル酸エステル類の規制が予定されています。今回のセミナーではPAHsについての規制の動きと、フタル酸エステル類の効率的なスクリーニング法についてご紹介しました。[全文を読む]
♦研究報告
 漬物に含まれるオリゴ糖、ペプチド、アントシアニンのLC/MS及び機能性の調査研究
 
■応用技術課 植村亮太
 昨今全国的に漬物の販売額は右肩下がりとなっています。これは消費者の健康志向の高まりに伴い、塩分の多い漬物は高血圧に繋がるなどのイメージによる敬遠が要因の一つとして考えられます。そこで、本研究では漬物の健康イメージが上がることを期待して、各種漬物の機能性分析及び機能性が期待される成分として考えられるオリゴ糖、ペプチド、アントシアニンを対象としたLC/MS(液体クロマトグラフ質量分析法)を試みました。[全文を読む]
♦京都発明協会行事のお知らせ
 京都発明協会行事のお知らせ(3月)
 中小企業の知的財産の創造・保護・活用の促進を目的に、無料相談事業、講習会、セミナーなどの事業を中心に、中小企業の支援を行っている京都発明協会の行事をご案内します。[全文を読む]
♦技術センターからお知らせ
 行事予定表