ナノ材料応用技術セミナー 30年度事業実績

第1回 2018年10月 12日(金) 13:30~16:30
内容  

 
 「酸化チタンナノ構造体の作製と水処理技術への応用」
          京都大学大学院工学研究科 准教授 長嶺 信輔 氏

 微粒子やファイバー、ナノチューブなど、種々の構造、形態を持つ酸化チタンの作製、構造制御について研究を行っています。 本講演では、酸化チタン多孔体を晶析場とした排水からのリンの除去、酸化チタン ナノチューブを固定化したマイクロリアクターによる水中の有機物の光触媒還元など、 水処理に関連する研究例について紹介します。


 「超純水と機能水 - その性質と最近の開発動向」
         オルガノ株式会社 開発センター 矢野 大作 氏

 不純物を極限まで除去した超純水や、超純水に極微量の高純度ガス(水素、二酸化炭素、オゾンなど)を溶解し様々な能力を持たせた機能水は、洗浄分野で多用されています。洗浄効果は、取り除きたい汚れの性状と洗浄媒体の性質に応じて異なります。 本講演では、超純水や機能水が有する性質を概説すると共に、特に電子産業分野での適用例を中心に洗浄例を紹介します。

 意見交換