第1回 2017年10月13日(金) 13:30~17:00 | |
内容 |
表面微細構造を有する基板と光触媒を組み組み合わせることで、セルフクリーニング効果のある超撥水性・超親水性界面が調製できます。TiO2・ポリテトラフルオロエチレン複合薄膜は超撥水性と光触媒セルフクリーニング作用を併せ持ち、一方、シングルサイト金属種を含有したメソポーラスシリカ薄膜は暗中でも超親水性を示します。これら光機能界面材料と光触媒の開発と、講演者の研究室の最新研究成果を紹介します。
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「汚れ」を抑制できれば、きれいさを保つだけでなく、製品の性能や信頼性の低下を防ぎ、メンテナンスコストを低減することができます。開発された防汚コーティング技術「ハイブリッドナノコーティング」、「スマートエアコーティング」等は、簡便な塗布処理で親水性・撥水性を制御でき、粉塵や水汚れなどの多様な汚れを抑制します。本講演では、これらのコーティングの概要、各種製品における適用事例について紹介します。
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意見交換 | |
第2回 2018年3月27日(火) 13:30~16:30 | |
内容 |
樹木は陸上で最も巨大な生物です。その体を作り出しているのは光合成による一次生産であり、樹木が集まる森林は巨大な光エネルギー利用工場です。成熟した森林は、大きさや生理特性が異なる様々な樹木によって構成され、光合成器官である葉は、梢から地面までとぎれることなく分布しています。季節性や光利用様式の異なる多数の樹木が、時間・空間的に光エネルギーを相補利用することによって、森林全体のエネルギー利用効率が高まり、光合成生産量が増大します。本講演では、ワークショップ形式により、樹木の光利用に関する知見を太陽光発電にどう応用するか、参加者の皆さんと一緒に考えます。 |
太陽エネルギーを利用し、二酸化炭素を炭水化物に変換し生命活動を維持している光合成反応を模倣した太陽エネルギー利用技術や二酸化炭素の利用技術(いわゆる人工光合成技術)に関する研究は古くから進められてきました。本講演では、太陽光エネルギーを利用した水素製造や二酸化炭素利用技術の基礎的な研究例を紹介します。さらに大阪市立大学で進めている人工光合成研究を活用した社会実装へ向けた取り組みについても紹介します。 |
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意見交換 |