デバイスの小型化に伴う電子部品の集積に対応するため限られた空間での高度な放熱が求められるようになったり、エネルギー資源の効率的な活用の観点から排熱の有効利用が求められるようになるなど、ミクロからマクロに至るシーンで『熱』の取り扱いを考えることが求められる時代となっています。
今年度のものづくり先端技術セミナーでは、この『熱』の有効利用に資する新たな材料や技術について『身の回りの熱から電気を産み出す』・『熱をためる』・『熱をつかう』をテーマとして先端的な研究事例をリレー形式でご紹介します。参加費も無料ですので、お気軽にご聴講ください。
第2回 『身の回りの熱から電気を産み出す』
開催日程:令和4年10月 6日(木) 14:00~16:00
開催方法:Zoom オンライン開催
講 師:中村 雅一 氏 (奈良先端科学技術大学院大学 教授)
内 容:
炭酸ガスを排出せず、振動も出さずに熱から電力を生み出す「熱電変換技術」の技術価値が
近年見直されています。本講演では、カーボンナノチューブなどから作製される糸状熱電材料を
縫い込むことで作製した布状の熱電変換素子など、ウェアラブル発電素子や環境発電素子への
応用に向けた研究例を紹介していただきます。
第3回 『熱をためる』
開催日程:令和4年11月 9日(水) 14:00~16:00
開催方法:Zoom オンライン開催
講 師:加藤 之貴 氏 (東京工業大学 教授)
内 容:
大量に排出されている産業排熱などの未利用熱の貯蔵、その有効利用の方策の一つとして
化学蓄熱材料が注目されています。本講演では、化学蓄熱材料を用いた様々な温度域の未利用熱の
回収と有効利用の方法について紹介していただきます。
第4回 『熱をつかう』
開催日程:令和4年12月 6日(火) 14:00~16:00
開催方法:ハイブリッド開催(Zoom + オンサイト)
講 師:濱田 真行 氏 (地方独立行政法人大阪産業技術研究所 主任研究員)
山口 拓人 氏 (地方独立行政法人大阪産業技術研究所 主任研究員)
内 容:
センサや電子機器の小型化に伴い、微細領域での接合技術が求められています。本講演では、
熱によるダメージが少なく、微細領域への溶接に用いられるレーザ溶接技術の最近の動向について
紹介いただくとともに、微細部へのはんだ付技術として注目されている極細糸はんだについて紹介
していただきます。
主 催
京都府中小企業技術センター・公益財団法人京都技術科学センター
定 員(先着順)
オンライン 100名
会 場 20名(12/6のみ)
会場へのアクセス
会場:京都府中小企業技術センター
〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク東地区内
(JR嵯峨野線 丹波口駅より徒歩5分)
※12/6はハイブリッド開催のみ
参加費
無 料
申込方法
・HPからお申し込みの場合: こちら
・HP以外の場合:
以下の参加申込書に必要情報を記入のうえ、メールで下記お申込先までご送信ください。
申込み頂きました個人情報は、本セミナー参加者名簿として活用させて頂きます。
・お申込先:京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 E-mail monokiban@kptc.jp
案内資料・申込書
注意事項
・ 会場には消毒液を設置し、会場の窓や扉の開放等による換気、他の受講者との間隔をあける等の対策を
いたします。
・ご来所の際はマスクの着用と手洗い、手指消毒をお願いします。
また、発熱等の症状がある方はご来場をお控えください。
・オンライン受講される方は、インターネットに接続可能なPCを各自で事前にご用意いただき、
各事業所で受講ください。
・録画、録音、また配信データの記録やアーカイブ、保存は一切禁止します。
・コロナウイルス感染症の流行状況等によっては、オンライン受講のみに変更する場合があります。
お問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 E-mail monokiban@kptc.jp