昨今、カーボンニュートラルという言葉を頻繁に見聞きするようになり、これからの企業活動においては、カーボンニュートラルを意識した取り組みが益々求められることが予想されます。カーボンニュートラル実現へ向けた、今後の自社の取り組みを模索されておられる方にぜひご参加いただきたくご案内いたします。
第1回 『身の回りの熱から電気を産み出す』
- 日 時 : 令和4年6月15日(水) 14:00 ~ 16:00
会 場 : 京都府中小企業技術センター 5階 研修室 及び オンライン(Zoom)
(京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク東地区内)
※講師はオンラインで講演をいただきます
内 容
◇セミナー①
『金属から樹脂への材料置換の基礎と事例』
講師 : 大塚 正彦 氏 大塚技術士事務所 所長
地球温暖化に伴い自然災害が多発していますが、これら課題解決のためには、温室効果ガス排出量ゼロの実現が重要です。特に日常生活で不可欠な自動車のCO2排出量削減、情報機器などの省エネ化などが必要です。昨今、これらの製品では、金属の樹脂化、樹脂と金属の複合化による軽薄短小化、高精度化などが進められています。本セミナーでは、金属から樹脂材料置換時の留意点、ならびに製品化事例について解説します。
【講師プロフィール】 明治大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電機、電子部品メーカなどで約33年間、一貫してプラスチック製品開発(通信機器、光学機器、産業機器、半導体検査機器など)に関わる成形品設計、プラスチック材料評価、金型設計・製作、成形技術対応を推進。特に、複合微細インサート成形技術、金属部品の樹脂化、異種材質射出成形接合技術開発・実用化が強み。2012年、大塚技術士事務所設立。以降、東京都墨田区中小企業相談員、公的支援機関の専門家、民間企業顧問として国内、海外(韓国、メキシコ)企業の技術指導対応中。また、技術誌投稿、書籍発行、技術セミナー出講にて教育啓蒙活動推進中。 主な著書 手戻りゼロのプラスック製品設計入門(ゴムタイムス社) 所属学協会 成形加工学会、型技術協会 |
◇セミナー②
『ライフサイクルの炭素量を見える化するカーボンフットプリントの意義と活用術』
講師 :正畠 宏一 氏 TCO2株式会社 代表取締役
脱炭素社会の実現へ向け、自社の範囲内のGHG(スコープ1、2)だけでなく、バリューチェーン全体を通したGHG(スコープ3)を把握し、関係者へ報告することは必須の流れとなっています。このような中、本講演のテーマであるカーボンフットプリントは、同じライフサイクル思考の取り組みで、製品やサービスのGHGを見える化し、今後、企業の脱炭素化を推進するにあたって非常に重要な役割を果たすと考えられています。
GHG=Green House Gas(温室効果ガス)
【講師プロフィール】 東京大学理学系大学院研究科化学科卒業。在学中は大気環境化学を専攻し、越境大気汚染の研究に従事する一方、大学院在学中よりIT分野で起業する。ITベンチャーの技術統括責任者等を経た後、サーフィンに専念するためオーストラリアへ移住するが、そこで数々の自然災害を目の当たりにし、地球レベルでの環境対策の必要性を痛感。カーボンオフセットを手がけるTCO2(株)を設立。その後、研究機関、グローバル企業、大学等へライフサイクル的思考に基づく環境負荷や社会リスクの定量化に関わるコンサルティングやITツールの開発といったサービスを展開。 |
主 催
京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター
定 員
会場 30名、オンライン 100名 (先着順)
参加費
無料
受講にあたってのお願い
- 会場には消毒液を設置し、会場の窓や扉の開放等による換気、他の受講者との間隔をあける等の対策をいたします。ご来所の際は、マスクの着用と丁寧な手洗い・手指消毒をお願いします。また、発熱等の症状がある方はご来場をお控えください。
- オンラインでの聴講には、インターネットに接続可能なPC等を各自で事前にご用意ください。
- 録画、録音、また配信データの記録やアーカイブ、保存は一切禁止します。
申込方法
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案内資料・申込書
お問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 E-mail monokiban@kptc.jp