~カーボンニュートラルの実現に向けて~
昨今、カーボンニュートラルという言葉を頻繁に見聞きするようになりました。これからの企業活動においても、カーボンニュートラルを意識した取り組みが益々求められることが予想されます。今回は、化石資源の使用削減、温室効果ガスの排出抑制、環境負荷低減を目指し利用が注目されている、バイオプラスチックをテーマに開催します。カーボンニュートラル実現へ向けた、今後の自社の取り組みを模索されておられる方にぜひご参加いただきたくご案内いたします。
- 日 時 : 令和4年3月4日(金) 14:00 ~ 15:30
会 場 : 京都府中小企業技術センター 5階 研修室 及び オンライン(Zoom)
(京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク東地区内)
内 容
「バイオプラスチック材料への期待と将来展望~カーボンニュートラルの実現に向けて~」
講師 : 中沖 隆彦 氏 龍谷大学 先端理工学部 教授
20世紀末までの高分子工業は石油由来の原料を元にしたものがほとんどで、資源枯渇の問題や廃棄後の焼却や埋め立ての問題がクローズアップされてきた。そのようなことから生物由来、生分解性というキーワードが注目を集めている。本講演では、生分解性高分子の歴史的背景と分類について整理するとともに、合成手順や分子鎖の構造、物性について解説します。
![]() 1992年 3月 大阪大学 理学部 高分子学科 博士課程(博士(理学))
1992年10月 龍谷大学 理工学部 物質化学科 助手 2005年 4月 龍谷大学 理工学部 物質化学科 教授 2020年 4月 龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 教授 <対外活動>
高分子学会関西支部常任幹事(2009-2014) 第62回高分子年次大会(京都)運営委員(2013年) <執筆> 「生分解、バイオマスプラスチックの開発と応用」(技術情報協会、2020)分担執筆 <専門> 高分子の分子構造解析と環境調和型材料の創生 |
■カーボンニュートラルって何?
地球規模での異常気象の一因が地球温暖化によるものと言われており、「温暖化の要因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を削減する取り組み」を脱炭素化と言います。2015年に採択された「パリ協定」では、世界共通の目標として産業革命後の気温上昇を2℃以内に抑えることが掲げられています。この目標を達成すべく、日本では2020年10月に首相所信表明演説で「2050年カーボンニュートラル」の宣言がなされました。自動車のEV化や再生可能エネルギーへの転換などCO2の排出量の削減が進められていますが、温室効果ガスの排出を完全にゼロにすることは現実的に困難です。そこで、「人の活動により排出される温室効果ガス量と、植林でのCO2の吸収量、回収・地下貯蔵によるCO2除去量を差し引きしてゼロにする」ことをカーボンニュートラルといいい、実質的に大気中の温室効果ガスを増やさないという考え方です。

(図)環境省ホームページより引用
主 催
京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター
定 員
会場 30名、オンライン 100名 (先着順)
参加費
無料
受講にあたってのお願い
- 会場には消毒液を設置し、会場の窓や扉の開放等による換気、他の受講者との間隔をあける等の対策をいたします。ご来所の際は、マスクの着用と丁寧な手洗い・手指消毒をお願いします。また、発熱等の症状がある方はご来場をお控えください。
- オンラインでの聴講には、インターネットに接続可能なPC等を各自で事前にご用意ください。
- 録画、録音、また配信データの記録やアーカイブ、保存は一切禁止します。
申込方法
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案内資料・申込書
お問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係 (服部)
TEL 075-315-8633 E-mail monokiban@kptc.jp