この試験機は、プラスチック、ゴム、繊維、金属など各種材料の引張、圧縮、曲げ、荷重といった材料強度試験に利用できます。
- メーカ・型式
- インストロン ジャパン カンパニイ リミテッド
1122型 - 性 能
- 試験制御方法:ストローク制御
試験荷重容量:最大5kN
有効試験幅:400mm
チャック仕様:平板 厚さ0.0mm ~ 12.7mm
チャックの幅 25.4mm、奥行き 56mm
※エアチャックの場合、
厚さ0.0mm ~ 20mm
チャックの幅 50.8mm、奥行き 25.4mm
丸棒 φ3.0mm ~ φ12.7mm、奥行き 56mm
※試料チャック部の長さは最低30mm必要、できれば35mm以上
(エアチャックの場合は、15mm以上必要)
圧縮圧盤:上側 φ50mm(上側、一部45.7mm)、φ150mm
下側 φ150mm
3点曲げ試験 : ポンチ(上側アンビル)先端:R=5mm 、幅50mm
支点(下側アンビル)先端:R=5mmおよびR=2mm、幅50mm
支点間距離:20mm~200mm
試験速度:0.1mm/min ~ 500mm/min - 設置年度
- 1983年
- 担 当
- 基盤技術課 材料・機能評価担当
TEL 075-315-8633 FAX 075-315-9497
E-mail kiban@kptc.jp - 使用料(基本額)
- こちらをご覧ください
- 公益財団法人JKA補助機器(競輪補助物件)
試験を行うに当たっての注意点
引張り強度、圧縮強度、曲げ強度といった試験を実施した場合に、試料の種類・材質や性質によっては、破砕した破片等でケガをする危険性があります。
機器貸付を申し込まれる際には、事前に試料の種類・材質や性質について確認の上、試験の条件と合わせて担当者までご連絡いただき、打ち合わせをしていただきますようお願いします。
活用事例
(写真2)は、熱硬化性プラスチック平板の強度を調べるために、曲げ試験を行ったものです。強度試験については、JISの中で様々な試験方法が規定されていますが、この場合はプラスチック平板の上部に金属の圧子を押し当て、プラスチックの曲げ強さを測定した場合です。曲げ荷重が5kNまでの試験では、この試験機が適しています。
(写真3)は、合成樹脂でできたフィルムの引張試験を行ったものです。
このような比較的軽荷重で引張強さなどを測定する必要がある場合には、この試験機での試験が適しています。
その他、繊維や紙など比較的柔らかい材料の引張強さなどを測定する場合にも、この試験機が役立っています。

