-ラマン分光による分析技術のステップアップを目指す方に-
趣 旨
令和元年度に発足した本研究会では、現場で活きる系統的な分光分析技術を府内中小企業の技術者が学ぶための場を提供することを目的に、分光分野の第一人者を講師とする講演と、分析装置の操作実習を交えた形で例会を開催しています。
初年度は『赤外分光』・『ラマン分光』、昨年度には『近赤外分光』をテーマとして実施しました。今年度は製品開発や品質管理のあらゆる場面で不可欠の分析手段となりつつある『ラマン分光』に改めてフォーカスした内容で企画しました。
主 催
京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター
内 容
ものづくりの現場では、紫外光や赤外光などの波長領域の異なる様々な光が、製品開発や品質管理などの分析に活用されていますが、どのような場合にどの波長領域の分析装置を選択するかは技術者を悩ませるところです。令和元年度に発足した本研究会は、府内中小企業の技術者の皆様に現場で活きる系統的な分光分析技術を学んでいただく場として、分光分野のトップランナーによる講演と分析装置の操作実習を行っています。
今年度は、製品開発や品質管理の場面で不可欠の分析手段となりつつある『ラマン分光法』をテーマとして、日常的にラマン分析を行っている方を主な対象とした内容で実施します。ぜひご参加ください。
※コロナ感染拡大防止の観点から、講演はオンライン方式にて開催します。(使用ツールはZoomを予定しています。)
テーマ機材
レーザーラマン顕微鏡
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メーカー: ナノフォトン株式会社 RAMANtouch |
日程(予定)
【講 演】
第1回 「ラマン分光法入門」
日時:令和3年10月12日(火) 13:00~17:00
内容:講演① 「ラマン分光法入門」 尾崎 幸洋 氏(関西学院大学 名誉教授・フェロー)
講演②-1 「ラマン分光法の原理」 尾崎 幸洋 氏(関西学院大学 名誉教授・フェロー)
講演②-2 「ラマン分光装置の仕組み」 右近 寿一郎 氏((株)右近工舎)
第2回 「ラマンスペクトルの測定とラマン分光法の応用 その1」
日時:令和3年11月11日(木) 13:00~17:00
内容:講演① 「ラマン分光測定における注意点と対処法」
尾崎 幸洋 氏(関西学院大学 名誉教授・フェロー)
講演② 「ラマン分光法の応用① -ラマン分光を用いた材料解析-」
村木 直樹 氏((株)東レリサーチセンター)
第3回 「ラマンスペクトルの解析とラマン分光法の応用 その2」
日時:令和3年12月 9日(木) 13:00~17:00
内容:講演①「ラマンスペクトルの解析法」 尾崎 幸洋 氏(関西学院大学 名誉教授・フェロー)
講演②「ラマン分光法の応用② -バイオメディカルへの応用-」
佐藤 英俊 氏(関西学院大学 教授)
【操作実習】
講演受講者のうち希望者を対象に、少人数のグループに分け、京都府中小企業技術センターで開催
(希望者数に応じて複数回開催します。)
開催方式
- 講 演:オンライン(受講方法の詳細は、申込受付後に事務局より連絡します。)
- 実 習:希望者を対象にグループ分けのうえで講演とは別日に当センター内で実施
ご来所に当たっては、マスクの着用と丁寧な手洗い・手指消毒をお願いします。
また、発熱等の症状がある方はご来所をお控えください。
※コロナ感染症の拡大状況に応じて主催者の判断により中止することがあります。
研究会座長の紹介
尾崎 幸洋 氏(関西学院大学名誉教授・フェロー)
赤外・ラマン・近赤外・遠紫外・遠赤外・THz分光など、多岐に亘る分子分光学の基礎と、それらの物理化学、分析化学への応用をご専門とされ、これまでにも多数の論文を発表。日本分光学会会長としてご活躍されたほか、紫綬褒章の受章をはじめ国内外の数々の科学賞も受賞されています。
年会費
5,000円/名
- お申し込み後、会費を請求させていただきますので、請求書記載の振込口座((公財)京都技術科学センター宛)にお振り込みをお願いします。(お振り込みに係る手数料等はご負担ください。)
定 員
30名程度(先着順 )
申込方法
- WEBからのお申し込みはこちら
- E-mail、FAXでの申し込みは下記の申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえお送りください。
案内資料・申込書
- ご案内・入会申込書(PDF)
- 入会申込書(Word)
事業実績
下欄「関連情報」をご覧ください。
参考情報
・ものづくり分析評価技術研究会のご紹介(『クリエイティブ京都M&T』2021年3月)
問い合わせ先
京都府中小企業技術センター 基盤技術課 材料評価係
TEL 075-315-8633 FAX 075-315-9497
E-mail zairyou@kptc.jp